バーチャルキャスト ロゴガイドライン作成と新ロゴにかける想い
こんにちは、デザインを行っているsadakitchenです。
バーチャルキャストでは主にUI/UXを行っています。
新しいバーチャルキャストのロゴのガイドラインを作成し、ロゴデータをダウンロード行えるように致しました。
詳しい使い方や制限事項についてはガイドラインを御覧ください
本記事はロゴをリニューアルにするにあたり、発端や公開までのプロセス、今後のブランディングについてお話します。
発端
まずロゴ刷新の発端ですが、バーチャルキャストプロダクトがniconicoに強い依存性を持っているというイメージからバーチャルキャストならではの新しいブランドイメージを造っていくということでした。
バーチャルキャストのヘビーユーザーはご存知だと思いますが、現在対応するプラットフォームはniconicoだけではなく、YouTube、SHOWROOM、Twitch、ツイキャス、OPENREC.tvなど様々なプラットフォームに対応しています。
旧ロゴではテレビちゃんが採用されており、よりniconico感を印象づけているので、バーチャルキャストの現状には少し即していない感じがありました。
このあたりのお話は去年のPANORAに掲載されているインタビュー記事があるので、あわせて見てみてください。
プロセス
会社のビジョンやミッションを分析・分解しつつ、社内のステークホルダーたちへヒアリングを行いました。
様々な情報をまとめ、焦点を合わせたポイントは「バーチャルキャストが示す未来」でした。
「ちょっと間違った未来を作る」ために、ユーザーが楽しく、世の中に広めていくにはどうしたらいいか。
ポイントを抑える形や想いをスケッチで形にしていき、いくつかのアイデアから候補を絞り形にしました。
※最近はスケッチブックを使っていないですが、アイデアの一例です
制作したロゴ案はkibelaで記事を作り、関係者全員にどういうように感じたかを含め、意見の集計を取りました。
普段のWebサイトやバナーなどのクリエイティブでは最大公約数を求めるように修正していきますが、ブランドロゴの場合、よりダイレクトに企業のイメージを伝える必要があるため、前述の方法だと筋が悪いことになりそうでした。
そこでいただいた意見を批評として分類して属性を分類していくことにしました。
こうすることで作ったものに本質的に何が足りて、足りないのか?をより客観的に見れるようになりました。
※意見の集計スプレッドシート
結果
このようなロゴに落ち着きました。
四角い形状は「VR空間」を表し、その壁の隙間は「自分の空間から外へと飛び出していく様」を表しています。
傾きは文字通り5度。「向かうべき未来」を表しています。
また、四角い形状はコンテンツの枠も表しています。
枠の中の空間には、モデルやスクリプトなどのUGC(ユーザージェネレートコンテンツ)が入る場所という見方もできるように意図を込めました。
カラーリングにグラデーションを採用したのは「物理空間 ⇔ 仮想空間」の様を表現するためです。
「水色(#00e1fe)」から「紫色(#4f00d0)」に変わるグラデーションなのですが、中間色の青が爽やかな水の雰囲気を出しています。
水の中に包まれており、この中から生まれていく。VRの生まれる場所、海のイメージもあります。
(このコンセプトは新しいタイトル画面とも共通していますが、また別の機会に)
今後のブランディング
バーチャルキャストはユーザーが楽しく、世の中に広めていけるように「5度間違った未来を作っていくと同時に、VRプラットフォームとして安定感を出す」ということをミッションとして、新しいロゴと共に未来に進んでいきます。
具体的にはUGCをすすめる上でバーチャルキャスト内コンテンツをラッピングできるデザインフレームワークが必要と思っています。
バーチャルキャスト内でのユーザー向けデザインガイドラインの公開を皮切りにデザイン側でもUXの設計を進めていきます。
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